ヴェネトワイン会のお料理「豚レバーヴェネツィア風」をご紹介します。 鶏のレバーを使うときも、牛乳でレバーの臭みをとるので、今回豚レバーもひたひたになるくらいの牛乳で30分くらいおきました。ひたひたにおいたあとの牛乳は、ピンクかかっていて、まるでイチゴミルクのようですが、決して飲んではいけません(当たり前ですが)...
ヴェネトワイン会に合わせて、北イタリア伝統料理のポレンタを作りました。30年前、初めての海外旅行がヴェネツィアでした。その時イタリア人から「昔パンがない時代にパンの代わりに食べていたのよ」という話を聞きながら食べ、その素朴な味にイタリア料理のシンプルかつ歴史を感じた思い出の一品です。トウモロコシの粉から作るポレンタを今回はヴェネト料理のイカの墨煮と一緒に。
我が家にてヴェネトワイン飲み比べ。前菜からメインまでヴェネト料理とカップリングしました。右より1本目のスプマンテ アリーチェ「アンジェロ パドセ 2011」プロセッコエリアで作られるピノネロ主体のヴィンテージスプマンテ。ドサージュ無しでSO2無添加。瓶内二次発酵42ヶ月。時間とともに上質のシャンパーニュのようなニュアンスを発揮。パドセらしくスッキリとしたとてもエレガントな飲み口。輝かしい黄金色で泡もとてもクリーミーでした。少し高めの温度がおすすめです。 2本目の白ワイン ピエロパン「ソアーヴェ クラシコ カルヴァリーノ 2010」私が大好きなピエロパンのクリュ カルヴァリーノ。現行ヴィンテージは2017ですが、今回は2010年のバックヴィンテージを入手。ガルガーネガ70% トレヴィアーノ・ディ・ソアーヴェ30%。15年は熟成のポテンシャルがあると言われるカルヴァリーノ。 現行ヴィンテージと比較すると、やはり熟成感があり、エレガントで落ち着いた印象でした。香りもとても強く素晴らしいソアーヴェのニュアンスを完全に維持しています。まだしばらくは熟成の可能性を感じました。3本目の赤ワイン ベルターニ「アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラシコ 2009」コルヴィーナ70% ロンディネッラ25% モリナーラ5% 古典派アマローネの代表、色もガーネットがかり、香りも味もとてもエレガント。モダンアマローネに感じる重さや甘さ、色の濃さはは一切感じませんでした。最低6年間ゆっくりと熟成したからこその仕上がりだと思います。まだまだ熟成可能。 4本目の赤ワイン チェザーリ「アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラシコ リゼルバ ボザン 2007」コルヴィーナ80% ロンディネッラ20% 通常のアマローネの規定熟成期間よりさらに2年寝かせたリゼルバ。ヴァルポリチェッラ クラシコ地区の中でも一番標高の高いサン・ピエトラ・イン・カリアーノ村、その村の最も標高の高いクリュ「ボザン」のブドウのみから作られるアマローネ。すなわち全てのアマローネの中で一番標高の高い地点で栽培されたブドウを使用。ベルターニ同様こちらもとにかくエレガント。香りも凝縮感も強く、それでいて標高の高さからくる冷涼感からかとてもシルキーな味わい。こちらもまだまだ熟成可能です。 やはりコルヴィーナ種とロンディネッラ種(もちろんモリナーラもオッケー)だけで作られる本来のアマローネは、過度な甘さや重さもなく、他の品種をブレンドしたアマローネより色も薄く、飲み口もスムーズでエレガントであると思いました。 #イタリアワイン飲み比べ #イタリアワインイベント #ヴェネトワイン飲み比べ #ヴェネトワイン #ヴェネト料理 #イタリア語通訳 #イタリア語翻訳