ARTIGIANO(アルティジャーノ)はイタリア語で職人を意味します。同じ意味を持つフランス語のアルチザンとよく似ていますね。日本と同様にイタリアでも様々な分野に熟練した職人さんがいて、その中にはマエストロとして崇められている方々もいらっしゃいます。しかしながら、いくつかの分野ではその職人の数が激変し問題となっています。近い将来にパティシェ、仕立屋、建設関係者などは見つけるのが困難になるのだとか… 実際に職人と呼ばれる人の数は2012年の1,867,000人から2023年には1,457,000人に減少しているそうです。特に昨年は酷く僅か1年間で7万3千人の減少だそうで… あくまでも予想ですが、この先10年で配管工や電気整備士を見つけるのは大変むずかしくなり、水道設備や電気機器のメインテナンスや修理に問題が発生するとのことです。
冗談のような話ですが、現在イタリアの弁護士数は23万7千人、水道工事人(配管工)は18万人、現実的にかなり厳しい状況ですよね。日本も他人事ではないような…