VIA(ヴィーア)にはイタリア語で経路や手段という意味があるのですが、名詞の前に置いて「~通り」というように道の名称にも使われます。なので APPIA(アッピア)とくっつくとVIA APPIA(ヴィーア アッピア)となり、すなわちアッピア街道を表現することとなります。この街道はローマ帝国がローマとカンパーニャ州のカプアを結ぶ為に紀元前312年に工事が着手され、その後同じくカンパーニャ州のベネヴェント、バジリカータ州のヴェノーザと伸び、最終的に海に面したプーリア州のターラントとブリンディシまでつながりました。そこから海を渡りギリシャや東洋との貿易が栄えたのですね… と少し歴史の勉強じみてしまいましたが、この度「アッピア街道」がイタリアで60番目のユネスコ世界遺産に認定されました。 おめでとうございます! ローマがあるラッツィオ州と上記の3州が絡み、13の県と74の市町村が付随する壮大な世界遺産です。 またまた観光客が増えるのでしょうね。 実は私… 恥ずかしい話ですが、とっくの昔に世界遺産になってたものだと思っておりました… ここだけの話ですよ!