移民の受け入れはEUで最も重要な問題のひとつです。海に面しているイタリアなどは玄関口としてその負担が非常に大きくなっているところですが、なかなか解決策が見つからず常に議論が交わされていますね。そんな中また悲惨なニュースが飛び込んできてしまいました。トルコのイズミール経由で移民(残念ながら不法移民ということになりますが)を乗せた船が悪天候により破壊され、カラーブリア州のクロトーネ県の沖合で救助活動が行われているとのことです。死者数は59人(子供14人、女性33人)生存者は81人(全員30歳未満)ですが、生存者の証言では200~250人は船に乗っていたそうなのでまだまだ被害者数は増えそうです。彼らはイラク、イラン、アフガニスタン、シリアからの移民で戦地や政府からの弾圧を逃れ、トルコのイズミール経由でヨーロッパを目指していたそうです。これをまとめていた密入出国手配人が1人逮捕されています。船の残骸も砂浜に打ち上げられていてなんとも痛々しい状況です。本当にひどいです! 裏で移民の輸送をビジネスにしている組織があるのでこの流れを止めるのは難しいのでしょうか… どうにかしてほしいです。