スーパーグリーンパス

来月６日からイタリアでは「スーパーグリーンパス」が導入される。従来の「グリーンパス」がより強化された形で、ＰＣＲ検査や抗体検査の結果が陰性であっても入手は不可能であり、ワクチン接種を２回終了した人（現時点では２回であるが、いづれは３回になる可能性もある）とコロナに既に感染して完治した人のみに与えられる。レストランでの食事や映画館、劇場、美術館、スタジアム、スキー場の利用には全て「スーパーグリーンパス」が必要となる。昨日（１１月２７日）の新規感染者数は１２,８７７人、死者数は９０人と徐々に状況は悪化しており、カンパーニャ州ではモザンビークから帰国した男性のコロナ新種オミクロンの感染も確認されている。男性はミラノの空港経由で帰宅をしているが、彼の周辺や家族での感染は今のところ確認されていない。政府はワクチン接種率を高める為に「スーパーグリーンパス」の導入を決定したが、昨日もミラノやボローニャ、パドヴァなどの大都市で「グリーンパス反対」のデモが繰り広げられた。