ワクチン接種優秀国？

ヨーロッパのコロナ感染者数は劇的に増加していて各国がその対応に追われている。オーストリアでは２つの州で全住民に対してロックダウンが発動され、他の州でもワクチン非接種者に対して同等の措置が施行された。来年の２月からは全国民にワクチン接種が義務付けらる事も決定されて波紋が広がっている。ドイツやオランダもワクチン接種をしていない人に対して厳しい制限を課していて、各地でそれに反抗するNOーWAX（ワクチン反対派）のデモが繰り広げられている。その欧州の中でイタリア、スペイン、ポルトガルはワクチン接種率が非常に高く優秀国とみなされていて、感染者数は増加しているものの深刻な事態には陥っていない。昨日（１１月２１日）のイタリアの新規感染者数は９,７０９人（その前日と前々日は１万を上回った）で増加傾向にはあるが他のヨーロッパ諸国と比較すると悲惨なシチュエーションには至っていない。先月から今月初めにかけてフリウリヴェネツィアジューリア州の州都トリエステで行われた大規模なグリーンパス導入反対デモから感染が広がり、同州の状況だけは悪化しているので近日中にイエローゾーンに戻ってしまうらしいが、他の州はしばらくホワイトゾーンを維持できる状態にある。ここはなんとか踏ん張ってもらいたい！