バカンスシーズン中はイタリアの情勢に大きな動きが無かったので久し振りのイタリア情報となるが、ドラーギ内閣でその強制力や範囲について議論され続けてきたグリーンパス(2回のワクチン接種済み証明、既にコロナに感染し完治した抗体保有証明、72時間以内のPCR検査陰性証明、48時間以内の抗体検査証明)の導入義務化に大きな変化があったのでお知らせする。既に州をまたぐ長距離列車、バス、飛行機での移動に関してはグリーンパスが必要であったが、この度10月15日からは全ての職場においてその証明が義務付けられた。大企業、中小企業で働く人はもちろんのこと、個人事業者やベビーシッター、タクシー運転手にも効力が及ぶ。違反者に関しては罰金1,500ユーロに加えて出勤停止、給料取り上げ、解雇まで検討されている。ワクチン接種に否定的な人達も3日に1度のPCR検査は
難儀ということで接種会場に足を運び始めている。この決定によりワクチン接種の予約状況は先週と比較して20%~40%増加している。イタリアでは現在12歳以上の75,64%の国民が2回目の接種を終えていて、今月中には80%に達する見込みであるという。
ワクチンを接種させるためにここまでするか・・・ という声も多い。
昨日(9月18日)イタリアの新規感染者数は4,578人であった。
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