ドラーギ政権のコロナ対策

もはや与党も野党も関係なく大連立政権のドラーギ内閣がスタートした（ジョルジャ・メローニ氏率いる中道右派のＦＤＩ党は野党の道を選んだ）。最優先の課題はコロナ対策であるが早くも政権内ではパスクア（４月４日の復活祭）をロックダウンにするか否かで揉めている。ドラーギ首相は前コンテ政権の州ごとの色分けを継承し、ほぼ全ての州が黄色（警戒度中レベル）に収まっていた状況であったが、この１週間で感染力の強いイギリス種によって新規感染者数が倍になってしまった（昨日２月２５日は１９,８８６人）。来週からロンバルディア、ラツィオ、ピエモンテ、マルケ、プーリア、バジリカータの６州がオレンジ（警戒度中～高レベル）に引き上げられるらしい。トスカーナ州では特に状況が悪化しているシエナ県とピストイア県でロックダウンが実施される。まだまだ収束の道は長い。