クリスマスには20州全てが警戒レベルの最も低い「黄色ゾーン」になることを目標にしてきたイタリアであったが、カンパーニャ州やトスカーナ州などはオレンジ、アブルッツォ州に至っては最高警戒レベルの赤にとどまることとなってしまった。そんな現状の中、一昨日コンテ首相から発表された年始年末の新たな規制は驚くべきものであった。12月24日~1月6日まで全ての州が最高警戒レベルの赤ゾーンとなり、仕事や健康上の理由以外での外出を禁じられたロックダウンに入ることとなった。ただし例外として1日に2人まで同居者ではない親戚や友人を自宅に招く事が可能で、さらに14歳以下はカウントしなくても良いとされた。しかし警察は家の中までを監視する事は出来ず、2人だけを装った複数の組が別々に一軒の家に入ってしまえば大人数でのパーティーが行えるので、非常に曖昧であると批判的な意見も多い。国民のモラルに委ねたといったところであろうか...
この期間中12月28、29、30日と1月4日に関しては全ての州が規制レベルをワンランク下げてオレンジゾーンとなり、各市町村のコミューン内であれば自由に移動が出来る。人口5千人以下の小さなコミューンに関しては買い物などの不便性もある為、30㎞以内の移動であれば市町村をまたぐ移動が許可される(ただし県庁所在地には行ってはいけないとされた)。
レッドゾーン、オレンジゾーン共に飲食店の営業は禁止されているので、再開は1月7日となってしまった。
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