コロナ危機

7月10日(現地時間18時発表)のイタリアでのコロナ新規感染者数は276人、死者は12人。新規感染者数に関してはいまや日本よりも少ない。しかしながら落ち込んだ経済には復活の兆しが見えない。最新の調査では3分の1の中小企業が年内を乗り切るのが難しいと訴えている。特に観光や飲食業界での落ち込みが激しい。昨年2019年と比較すると今年2020年の7月と8月のバカンスの予約状況はサルデーニャ州で80%減、ラッツィオ州とモリーゼ州で75%減、カンパーニャ州とバジリカータ州で70%減、シチリア州で60%減、落ち込みが最も少ないトスカーナ州で30%減となっている。大都市では観光客の減少に加えて、スマートワーキングによる影響も大きく、レストランやバールが悲鳴をあげている。自宅勤務により出社の必要がなくなった人達が会社周辺のお店を利用しなくなってしまい、特にローマとミラノの飲食店が大打撃を受けてしまっている。一日も早いコロナウィルスの完全な終息を願うばかりである。

 

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