フェーズ２の現状

５月１８日に商店（一部業種を除く）や飲食店が再開して１週間が経つ。昨日５月２４日のイタリアの新規感染者は５３１人、死者は５０人、感染者と死者の３分の２はロンバルディア州で確認されている。ピーク時に比較するとかなり減少しているが、まだまだ油断は出来ない数字である。しかしながら２か月間も家にこもっていた人々は我慢の限界を超えて、１８日以降は少し過剰気味な外出をしている。週末は多くの人が海に行き（特に規制が設けられていないエリア）

浜辺が密集状態となり、夜は各地の繫華街が若者で溢れた。ソーシャルディスタンスを守らない人、マスクを着用していない人が多く見られ、政府は気を緩めないようにと警鐘を鳴らしている。昨日外出時に規則を守っていないとして４９９人に罰金が課された。また５１の商店にも対応策が取られていないとして罰金が課されている。ペルージャやブレーシャでは、２３時から翌朝６時までの飲食店の営業を禁止した。６月３日から州を越えた移動制限が緩和される予定だが、このままでは一部の州は見送りになるとの声も出ている。