イタリアの新規感染者数は744人、死者は179人(5月11日 18時発表)。
まだまだ日本と比較するとその数は多いが、ピーク時からはかなり減少し3月初旬のレベルにまで戻っている。フェーズ2がスタートして1週間、初日は食前酒を楽しむ若者であふれかえったミラノのナヴィリ(運河地区)などが問題視されたが、その後は落ち着きを見せて大きな混乱はないようだ(各地でそれなりに小さな問題はあるが・・・)。
フェーズ2においては、各州それぞれに異なったレベルで活動が再開されている。トレンティーノ・アルトアディジェ州は先陣をきって床屋、美容室を再開させた。完全予約制で客はマスクと手袋の着用を義務付けられ、他の客と重複が許されない為に店内で待つことも禁じられている。
店側はスタッフが複数いたとしても1回につき1人の客を入れることしか許されず、そのつど手袋を変え全ての器具の殺菌をしなければならない。他の州については国からの承認が下りれば5月18日から再開となる。飲食店においてはトレンティーノ・アルトアディジェ州も例外ではなく全ての州で現在はテイクアウトのみが許可されているが、こちらも国からの承認が下りた州においては5月18日より営業が再開となる。ただしテーブルの間隔や衛生面においてかなり厳しい規定をクリアしなければならない。コロナウィルスによる被害が特に深刻であったロンバルディア州とピエモンテ州については飲食店の再開は6月1日に予定されている。
リグーリア州では州内の移動が自由となったが、移動先での宿泊は許されず夕方には自宅に戻ることが義務付けられている。このようにフェーズ2では州によって規制が緩和されるレベルが異なっている。まだまだ厳しい状況ではあるが、それでも各州が少しづつ動き出している。
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